料金と条件を検証

事業者変更は「承諾番号を取った時点」で工事費の残債が来る。乗り換える前に確定する

本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。掲載している数値の出典は本文中に明記しています。

光コラボどうしの乗り換えは「事業者変更」といい、工事が不要なので工事費は0円です。これは正しいのですが、0円なのは乗換先の工事費です。

今の事業者の側では別の請求が起きます。ドコモ光の公式ページには、次の一文があります。

「ドコモ光/ahamo光」の工事料を分割支払いしている場合、事業者変更承諾番号の取得時に工事料残債を一括精算させていただきます。

乗り換えが完了した時点ではなく、承諾番号を取った時点です。番号を取っただけで乗り換えをやめても、残債の精算は動きます。

この記事は、NTTドコモの公式ページ(2026年8月5日確認)に書かれている内容を中心に、乗換先の条件を各社の料金ページと突き合わせたものです。金額は特記のない限り税込です。

先に結論
  • 工事料の分割残債は、承諾番号の取得時に一括精算される(ドコモ光の記載)
  • 事業者変更事務手数料は3,300円。ただし2022年7月1日以降に開通した契約は請求対象外
  • 定期契約プランなら解約金(ドコモ光1ギガ 戸建5,500円 / マンション4,180円)も別途
  • 完了月の基本使用料は日割りされず1ヶ月分請求される
  • 承諾番号の有効期限は発行日を含め15日間。切れると再取得
  • 解約日は承諾番号の取得日ではなく、乗換先での切替完了日
  • ドコモ光10ギガからは事業者変更できない。1ギガに変更する工事が先に要る
  • 乗換先の工事費は0円(ソフトバンク光・ドコモ光とも)。ただし10ギガを選ぶと新規工事扱い

承諾番号の読み方

事業者変更承諾番号は「11桁の英数字」で、公式に読み方の例が載っています。

【例】「F0715000000」の場合:NTT東日本エリアのお客さま、7月15日が有効期限、000000が承諾番号となります。

固定英字が1桁(東日本:F、西日本:T)、有効期限が4桁、承諾番号が6桁となります。

番号の中に有効期限が入っています。 期限は「発行日を含め15日間」で、切れた場合は「ドコモとの契約が継続となり、再度事業者変更承諾番号の発行が必要」とされています。

取得方法はWeb(24時間受付・dアカウントでのログインが必要)、ドコモショップ/d garden、電話の3つです。ただしahamo光は「原則『Web』のみ」、ドコモ光タイプCは「Webでのお申込みは対象外」とされています。

番号を取った時点で確定するもの

工事料の残債は、乗り換え完了を待たない

「ドコモ光/ahamo光」の工事料を分割支払いしている場合、事業者変更承諾番号の取得時に工事料残債を一括精算させていただきます。

一方で解約そのものは別のタイミングです。

事業者変更の完了日は新たにご契約される事業者において決定し、事業者変更の完了日をもって、「ドコモ光/ahamo光」は解約となります。事業者変更承諾番号の取得日が「ドコモ光/ahamo光」の解約日とはなりませんのでご注意ください。

残債の精算は番号の取得時、解約は切替完了時。この2つがずれています。「番号だけ取って見積もりを比べよう」と考えると、残債の請求が先に来ることになります。

ドコモ光の工事料は新規の代表例で28,600円です。分割の残り月数によって精算額は変わりますが、分割の途中なら残り全額が一度に来るという構造です。

完了時にかかるもの

金額備考
事業者変更事務手数料3,300円完了日の翌月以降に請求
解約金(ドコモ光1ギガ 戸建)5,500円定期契約プラン・更新期間を除く
解約金(ドコモ光1ギガ マンション)4,180円同上
解約金(ahamo光1ギガ 戸建)4,950円同上
解約金(ahamo光1ギガ マンション)3,630円同上
完了月の基本使用料1ヶ月分日割りなし

事務手数料は請求されない場合があります。公式が挙げているのは次の2つです。

  • 2022年7月1日以降に新規・転用・事業者変更(入)にて開通いただきご契約中のお客さま
  • 2022年7月1日以降に、定期契約プランからのプラン変更、または定期契約なしプランから定期契約プランへのプラン変更をされたお客さま

日割りについての記載も明確です。

事業者変更完了月の「ドコモ光/ahamo光」の基本使用料については、日割り計算されませんので1か月分の基本使用料を請求させていただきます。

月初に切り替わっても1ヶ月分です。乗換先でも初月の料金が発生するなら、その月は二重になります。

定期契約プラン・戸建てで事務手数料も請求対象なら、5,500円+3,300円=8,800円。これに工事料残債と、完了月の基本使用料が乗ります。

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GMOとくとくBBのドコモ光

10ギガだと事業者変更できない

10ギガは先に1ギガへ戻す工事が要る

「ドコモ光 10ギガ/ahamo光 10ギガ」をご利用のお客さまは、ドコモからほかの光コラボレーション事業者への事業者変更はお申込みいただけません。「ドコモ光 1ギガ/ahamo光 1ギガ」に変更いただくことで、事業者変更をお申込みになれます。なお、速度変更には工事が必要となりますので、あらかじめ余裕をもった日程でお申込みください。

10ギガのままでは手続きそのものができず、1ギガへの変更工事を挟む必要があります。この場合の受付はWebではなく、ドコモ光10ギガならドコモショップか電話、ahamo光10ギガなら電話のみとされています。

10ギガを選ぶと乗り換えの手数が増える、ということです。10ギガの料金差については10ギガはマンションのほうが高くつくに書きました。

オプションとプロバイダで起きること

回線だけの話では終わりません。

  • 光電話・テレビ:「乗換先でも提供している場合はそのまま移行されます。提供していない場合は、原則NTTとの直接契約となります。手数料が税抜1,800円かかり、月額使用料もNTTからの請求となります」。税込に換算すると1,980円です
  • プロバイダ:「一部の提携プロバイダにおいては、『ドコモ光』の契約が解除となっても自動解約とならず、月額料金が発生し続ける場合や、提携プロバイダから違約金を請求される場合があります」
  • IPv6:「新たにプロバイダを契約をする場合、現在のプロバイダの廃止処理が完了するまでIPv6通信がご利用いただけない可能性がございます」
  • ひかりTV(ぷらら):「解約に伴い、ひかりTV(ぷらら)の解約金が発生する場合があります。また、録画済番組の視聴も不可となります」
  • セット割:「『ドコモ光セット割』『光★複数割』は廃止または割引額が変更となります」
  • ペア回線:「ドコモ光の事業者変更の処理が完了するまで、ペア回線に指定された携帯電話回線の解約やMNPのお手続きを承ることができません」

最後の項目は、スマホも一緒に乗り換えるつもりなら順番が決まるという意味です。ペア回線を先に外さないと、携帯側の手続きが止まります。

セット割の差引きについてはスマホのセット割は「最大1,100円」でも手元に残る額が3社で違うにまとめています。

乗換先の工事費は本当に0円

ここまでは出ていく側の話です。受け入れる側は、公式にこう書かれています。

乗換先事業者変更・転用の工事費契約事務手数料
ソフトバンク光0円(工事不要)4,950円
ドコモ光0円(転用・速度そのまま)4,950円
おてがる光工事不要3,300円(新規契約の額)

ただし10ギガを選ぶと話が変わります。 ソフトバンク光の注記です。

SoftBank 光・10ギガの場合、NTT東西のフレッツ光/他社光コラボレーションサービスを現在ご利用中の方であっても、新規ご契約となり、立ち会い工事が必要です。

この場合の工事費は立ち会いありで47,520円、なしで5,280円(2026年6月1日申し込み分から)です。

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【SoftBank 光】新規お申込みキャンペーンサイト

おてがる光の工事費無料キャンペーンは転用・事業者変更が対象外

おてがる光のキャンペーンページには「新規申し込み(転用・事業者変更は対象外)」という条件があります。

もっとも事業者変更なら工事自体が不要なので、割引の対象になる工事費がそもそも発生しません。「キャンペーンが使えない=損」ではない点に注意してください。ただし事業者変更の場合に契約事務手数料3,300円がかかるかどうかは、今回参照した資料からは確認できませんでした。

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複雑な条件なし!契約期間しばりなし光回線【おてがる光】

手順としてはこうなる

費用が確定する順番

  1. 今の事業者の工事費分割が残っているか確認する(残っていれば次の手順で一括請求)
  2. 承諾番号を取得する → この時点で工事料残債が精算される
  3. 15日以内に乗換先へ申し込む
  4. 乗換先で切替が完了する → この日が解約日。事務手数料と解約金はここから
  5. 完了月の基本使用料は日割りされず1ヶ月分

順番でいうと、1を飛ばして2をやると、想定していない請求が先に来ます。まず今の契約の工事費が払い終わっているかを確認してください。

この記事で確認できていないこと

  • ソフトバンク光・@nifty光・おてがる光の事業者変更時に、工事料の分割残債をどう扱うか。 ドコモ光と同じく承諾番号の取得時に一括精算されるのか、解約時なのかを確認できていません
  • 各社の事業者変更事務手数料の額。 ドコモ光は3,300円ですが、他社は今回確認できていません
  • 転用(フレッツ光からの移行)の場合に、NTT東西側で工事費残債や割引がどうなるか
  • おてがる光の事業者変更での初期費用(契約事務手数料3,300円がかかるかどうかを含む)
  • 「一部の提携プロバイダ」が具体的にどれか
  • 事業者変更の手続きにかかる日数。公式は「お客さまからきりかえ先事業者へご確認ください」としています
  • 1ギガから他社の10ギガへ移る場合の扱い

まとめ

  • 事業者変更の「工事費0円」は乗換先の話
  • 今の事業者では、承諾番号を取った時点で工事料残債が一括精算される(ドコモ光の記載)
  • 事務手数料3,300円、解約金、日割りなしの1ヶ月分が別途
  • 承諾番号の有効期限は発行日を含め15日間
  • ドコモ光10ギガからは事業者変更できず、1ギガへの変更工事が先に必要

手続きの前に、今の契約の工事費が払い終わっているかを確認してください。 事業者ごとの解約時の費用は光回線をやめるときに効くのは解約金ではなく工事費の残りにまとめています。